🕊️地域に残る戦争の記憶「ロタコ」へ

身近な歴史を学ぶ

先日、６年生は自分たちが暮らす飯野小学区に残る戦争遺跡「ロタコ」へ校外学習に出かけました。

「ロタコ」とは、今から７０年あまり前のアジア太平洋戦争末期に建設が計画された「御勅使河原（みだいがわら）飛行場」の通称です。「ロタコ」は、敵から隠すための秘密飛行場として計画されました。児童たちは、飯野小学校近辺に今も残る、滑走路跡や航空本部跡と兵舎の跡地を見学しました。自分たちが行き来している場所に、実際に戦争の跡が残っていることを知り、児童たちは大きな感銘を受けていました。戦争は、教科書の中の出来事ではなく、身近な出来事であり、改めて戦争の悲惨さを感じ取っていました。この校外学習では、地域の方々からも当時の状況や「ロタコ」にまつわる大切なお話を聞くことができ、子どもたちにとって、歴史をより深く、そしてリアルに感じさせてくれるものになったと思います。

6年生は、この学習で学んだことを忘れず、身近に残る戦争の跡を大切にし、そこで感じた戦争の悲惨さと平和の尊さを、次の世代へとしっかりと引き継いでいってほしいと願っています。